今日一人で買い物をしてたら、少し汚れたTシャツを着た年中さんくらいの女の子が「ママー、ママー」と母親を探していた。
迷子かな、と声をかけようとしたら1つ隣の棚の向こうから「ママこっちだよ」と声がした。
女の子もそれに気付いたようなので私もそのまま買い物を続けてたんだけど、店をぐるぐるまわってると、また同じ辺りで同じ女の子が「ママ、ママー」と歩き回っている。
その声が本当に今にも泣きそうで、もしかしてこの子は天涯孤独なんじゃないかと思うほど可哀想な声だった。
また近くに母親がいるかもしれないと思い、商品を物色しながらしばらく様子を見てたんだけど、今度は母親の声もしない。
周りに何人か大人の客がいたけどみんなスルーだったので、いよいよ本当に迷子かなと思って「ママいないの？」と思い切って声をかけた。
そうしたら、すぐ近くにいたおばさん(50代くらい)が「あ、大丈夫です」と言ってきた。
声もさっきのママとは違うし、こんな小さな子のママって感じもしなかったのでとっさにおばあちゃんかな？とは思ったけど、あまりにもびっくりしてしまって「えっあっそうですかすいません」と言って歩き出してしまった。
そしたら、「ママあっちにいるじゃん、行こうよ」とそのおばあちゃん？が言ってるのが聞こえて、その後でママと思しき女性の声で「もー、こっちだってー、おかあさん云々…」と聞こえた。
あんな小さな子が誰とも手をつながずに広い店内をウロチョロしてるのもびっくりだし、あんなに何度も呼んでるんだから、さっさとママが出て行って手を引いてやれば済むんじゃ？とも思ったし、
何よりも「大丈夫です」と言ってきたおばさんは、その子が「ママー」と泣きそうになりながら母親を探している間、少し後ろで見ているだけだった。
周りの人にも心配かけるとか迷子になられたら困るとか考えそうなもんなのに、その神経がわからん。

その後レジに並んでるときに売り場でその子と母親とさっきのおばさんを見かけたけど、女の子が小走りしてすっ転んでて
母「なんでいつもいつもこけるの！？次こけたらそれ買ってあげないからね！」
子「うっ､ﾋｯｸ、買ってっ、くだっ、さいっ､ﾋｯｸ…泣」
という会話をしてて、あれは虐待になるんだろうか、と不安になった。